コモド旅★2日目その① 出荷だと言うのかッ!!!!! [コモドドラゴン]
前回のあらすじ
金さえあれば怖いものは無いと勇んで旅立った我らは出発から10分後の相鉄線内で家にクレジットカードを置いてきたことに気づくが、時既に時間切れ。引きずるかと思いきや成田エクスプレスに乗車したことにより海外旅行へのハイテンションが炸裂。
早朝から崎陽軒のシウマイ弁当を平らげ、女子力の欠片もないままガルーダインドネシア航空のビジネスクラスに搭乗。
更に興奮を広げながらひとりはおっさんのように新聞を読み耽り、ひとりはジョジョを読み耽りながら脳内でジョジョ立ちをし続けるうちにバリ島へ到着。
チェックインをして明日からのコモドツアーに備え、主人公が空条承太郎に変わったことも忘れて早めに寝るのであった。
◆2月14日◆
この日はコモドドラゴンツアー1日目。
早朝にガイドと合流後ホテルを出てデンパサール空港へ行き、インドネシア国内線にてラブハンバジョーまで飛行機で移動。
ラブハンバジョーの港から豪華な漁船に乗り3時間かけてリンチャ島へ行き野生のコモドドラゴンを見るべくトレッキング後、豪華な漁船に戻りコモド島を目指して移動し、途中沖合いで停泊して船で一泊。
そんな予定の1日。
ホテルの部屋はシャワーの水圧以外はとても素敵で快適だった。
朝はコモドツアーのガイドとホテルのロビーで5時に待ち合わせなため、4時起きにもかかわらずスッキリと目覚めて早くもサナエさんは準備を済ませ、4泊6日のステイの内、本日から2泊3日はコモドツアーに出かけるため部屋には荷物しかない旨よろしくお願いしますという内容を英語でフロントに伝えるべく、4時45分に部屋を出て行った。
しばらくするとサナエさんが戻ってきた。
「フロントに誰もいないんだけど。ロビーのソファで寝てるおっさんがひとりいるだけだった。」
まじすかと思いつつ準備をしてわたしも部屋を出た。
↑ 留守番なめことオニなめこ。早くも黒ずんでいる。
ロビーに着くとまだ外は暗かった。
フロントには誰もおらず、サナエさんの言うとおり、ソファでおっさんが足を思いっきり伸ばして眠っていた。
なんという自由な国なんだろう。
ビバ インドネシア。ビバ バリ島。
わたしたちがガヤガヤしているとフロントの奥から人が出てきた。
サナエさんは英語でフロントの人に要件を伝える。
フロントの人もわかったようで、いってらっしゃいみたいな感じで送り出してくれた後、またフロントの奥へ消えて行った。自由か。
5時になり、サナエさんとわたしのドキドキは止まらない。
オサレに決めたサナエさんもウォーキングのオバハン姿のわたしも、姿は既にリンチャ島トレッキング仕様。
行く気まんまんでガイドを待つ。
5分経過。
まあ日本じゃねーし、インドネシアだし。
10分経過。
おっせーよ早くこいよオウ早くしろよ。
15分経過。
・・・・・・・・・・・・・・。
18分経過
大丈夫?ねえ大丈夫なの?どうなってるの?忘れられてるの?コモド詐欺なの?
ガイドの電話番号に電話してみる?
わたしの携帯使う?
などとふたりして明らかに焦り始める。
20分経過。
サナエさん→ロビーをちょうウロウロする
わたし→携帯を握りしめてロビーのソファで寝る。
寝たのはリラックスしているせいではなく、極度の「どうしよう感」から、なぜか豊臣秀吉の「果報は寝て待て」の言葉が脳内に閃き、座った体勢で体だけ横に倒した。
「もう、もしこれで出発できなかったらどうしよう」と言う思いが頭をぐるぐる回り、凄く緊張した結果が秀吉。
大阪育ちだから?
大阪城がわりと近所にあるから?
やだもうわかんない。
25分経過したところでウロウロしていたサナエさんがロビーにあった電話の受話器をあげるとフロントの電話が鳴ってしまい、再びフロントの奥から人が登場。
神キタ!とばかりに来るはずなのに来ないガイドの携帯電話に電話をしてほしいとフロントの人にサナエさんが英語で頼んでくれた。
心よく引き受けてくれたフロントの人。
(繋がらなかったらどうしよう)
(忘れられていて飛行機に間に合わなかったらどうしよう)
そんなことを思いながらわたしはフロントの人がボタンをプッシュし終わり、受話器を耳に当てている様子を見つめていた。
♪プルルルルルルル
なぜかロビーの。
我らの後ろで鳴る携帯。
振り返るとそこには、足を思いっきり伸ばしてロビーのソファで寝ていたおっさんが、立っていた。
エエエエエエエエエエェェェ(´Д`)ぇぇぇええええええええええ
ないわ。
絶対ないわ。
ベタなコントでもそれはないわ。
足を思いっきり伸ばしてロビーのソファで寝ていたおっさんが我らの待っていたガイドだったとか。
「待ち合わせ5時やろが!今5時25分やんか!!!」
と言いながら手をパーにして日本語で訴えるわたしに対してガイドは、まさに、これぞまさにと言った感じの
テヘ(ノ´3`)ペロ☆
で応えた。
ちょwwwwまwwwwwwwwww
むかつくwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そして我らに向かって放ったガイドの言葉。
「パスポート モッテ マスカー?」
「持ってるよ!」
「持ってるわ!」
とわたしたちの声が重なったところで出発。
怒りもあったが高い怒りを遥かに超える安堵感が湧き上がる。
よかった、これで出発できる。という思いで、サナエさんもわたしもマジ切れすることなく、ほどよいトホホ感が我らを包んでいた。
そして調子に乗ったガイドはデンパサール空港までの車内で、ヤギの睾丸は精力アップに役立つなどの我らにとっては心底どうでもよい話を楽しそうに繰り広げていた。
彼の名はワヤン。
カタコトの日本語を駆使し、接続詞に「ナンデスカ~」を使う男、ワヤン。
どこまで一緒なのだろうと思いきや、デンパサール空港までの案内だったワヤン。
実働30分。
寝てる時間の方が明らかに長かったワヤン。
また3日後、コモドツアーの帰りにはデンパサール空港まで迎えに来ると言う。
「こいつ絶対遅れてくるわ・・・・・・。」
そんな気持ちでワヤンと別れ、国内線に向かう我ら。
早朝から疲労がMAXなんだが。
疲労した我らを待ち構えていたのは国内線、トランスヌサ航空の飛行機だった。
まさかの
↑ プロペラ機。
搭乗口からバスに乗って降りた後、乗客はみんなで徒歩で向かう。
人生初のプロペラ機にビビリながら乗り込んで着席。
離陸の様子を窓から見ていたら、
↑ 車輪発見。
じっと見ていたら折りたたみ式で収納されて行った。
無駄にドキドキした。
無駄にドキドキしていたら、まさかの機内食が登場。
中身はマフィンかな?と思ったが、サナエさんはサンドイッチじゃないかと予想。
どちらにしてもせっかくだけど、早朝からドキドキしっぱなしのせいで、朝食を食べられる状態じゃないんだが・・・・と思いつつもせっかくなので開けてみると、
↑ パンと水。
質素杉バロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほとばしる質素感に、しばらくふたりで「ないわwwwwwww」と言いながら笑っていた。
思い出にパンは食べた。
いろんな意味ですごかった。
2時間ほどでラブハンバジョーの空港に到着。
降りると雨が降っていた。
プロペラ機を降りて、傘をさして空港内へ向かう。
空港に入ると、わたしたち乗客は四角い部屋に集められた。
扉は2つしかなく、入って来た扉と出る扉だが、出て行くガラス扉のノブには鎖が巻きつけられており、その鎖は南京錠でロックされていた。
そしてその扉の外には、たくさんの現地人らしき人が、こちらを見ていた。
なにこれこわい。
カメラを構えるのも怖かったので画像もない。
しばらくして他の旅行客が空港係員に何かを告げると係員が南京錠のロックを外して扉が開いた。
慌てて散策しているサナエさんを呼び、扉を出る。
そこには扉越しにこちらを見ていたたくさんの現地の人らしき人が、タクシー?ジャパン?などと一斉に声をかけてくる。
雰囲気的には、
↑こんな感じ。
もう・・・わたし、三沢?みたいな。(画像と三沢は関係ないよ!)
そんな中、サナエさんの名前を書いた紙を手に持つ、ガイドらしき男性を発見。
名前を書いた紙を持つ彼が天使に見えた。
・・・・・助かった!と思った。
ワヤンとの合流の瞬間には皆無だった安心感が我らを包む。
サナエさんが名乗り、ガイドの男性も確認をする。
「YEAH!」
と、ガッシリと握手をするガイドの男性とサナエさん。
続いてわたしも握手をして、わたしたちのコモドツアーは始まった。
ワヤンと対照的に誠実感に溢れるガイドの名前はヴィンセント。
彼に連れられて車へ向かう途中の様子。
↑ とりあえず空港内。
外観は近代的な部分もあるのでこれは何かの裏口なんだろうと思いつつ、ヴィンセントを先頭に車へ向かう。
気さくそうな運転手が車で待っていてくれた。
すぐにラブハンバジョーの港に向かう。
ダルウィンさんから、ここで地図を買っておくといいとアドバイスされていたが、軽く頭が混乱していたわたしは結局言い出せず、後で激しく後悔することとなる。
港にはコンテナがたくさんあり、まさに「我ら出荷されます。」と言った雰囲気だった。
朝から不安と憤怒と安堵と笑いと不安と恐怖と安心が絶え間なく襲ってくる状態にあったわたしには、少し怖い雰囲気に思えた。
朝から疲れすぎだろ。
港の船の停泊場で降ろされ、目の前にあったのが、
↑ 我らの漁船キタコレ。
豪華な漁船と思っていたら普通に漁船だったでござるの巻。
何十隻も停まっている船は、ハイシーズンになるとみんな出払うらしい。
今回、出航しそうなのは我らの漁船のみ。
サミシスwwwwwwwwww
漁船漁船と小バカにしたように聞こえるかも知れないが、漁船をバカにしてはいない。
これがどうして、乗ってみるとなんとも快適な船だった。
わたしたち2人の他にはヴィンセントと船長と船員の3人で合計5人。
↑ 無口だけど笑顔がステッキな船長。
1泊2日、お世話になる船。
最初はいろいろびっくりした。
まずはトイレ。
あっちにトイレがあると案内されるも、わからずに発見できなかったトイレ。
ここは通路じゃないしなァ・・・・
などと思っていたちょっとバランスを崩したら海に落ちそうな狭いところが通路で、その奥にキッチンかも?みたいな設備があった。
↑ キッチン?はい。キッチンです。
で。
この右側のドアをあけると、
↑ トイレきた。
最初はいろいろ凄いな・・・・と怯んでいたが、10分もしないうちに慣れてすっかり快適空間に。
でもすまない。トイレに関して言うと、うんこをする勇気は持てそうな気がしないんだ。
雨が降る中、10時頃に出航。
少しずつ、ラブハンバジョーの港が遠くなる。
雨のせいで海はメコン川みたいな色になっていたが、しばらくすると
↑ 境目現る。
ツートンカラーの海は一瞬で青い海に変わった。
これから3時間ほどかけて、リンチャ島へ向かう。
モーターの音と共に進む船に、次々に見えてくる島々。
船、最高・・・・・・・!!!
降り止まない雨と曇天の下で黄昏るわたし。
そう。
まさかこれから向かうリンチャ島でこの後、辛くて辛くてガフガフするハメになるとはこの時、思いもしなかったのであった。
つづく。
金さえあれば怖いものは無いと勇んで旅立った我らは出発から10分後の相鉄線内で家にクレジットカードを置いてきたことに気づくが、時既に時間切れ。引きずるかと思いきや成田エクスプレスに乗車したことにより海外旅行へのハイテンションが炸裂。
早朝から崎陽軒のシウマイ弁当を平らげ、女子力の欠片もないままガルーダインドネシア航空のビジネスクラスに搭乗。
更に興奮を広げながらひとりはおっさんのように新聞を読み耽り、ひとりはジョジョを読み耽りながら脳内でジョジョ立ちをし続けるうちにバリ島へ到着。
チェックインをして明日からのコモドツアーに備え、主人公が空条承太郎に変わったことも忘れて早めに寝るのであった。
◆2月14日◆
この日はコモドドラゴンツアー1日目。
早朝にガイドと合流後ホテルを出てデンパサール空港へ行き、インドネシア国内線にてラブハンバジョーまで飛行機で移動。
ラブハンバジョーの港から豪華な漁船に乗り3時間かけてリンチャ島へ行き野生のコモドドラゴンを見るべくトレッキング後、豪華な漁船に戻りコモド島を目指して移動し、途中沖合いで停泊して船で一泊。
そんな予定の1日。
ホテルの部屋はシャワーの水圧以外はとても素敵で快適だった。
朝はコモドツアーのガイドとホテルのロビーで5時に待ち合わせなため、4時起きにもかかわらずスッキリと目覚めて早くもサナエさんは準備を済ませ、4泊6日のステイの内、本日から2泊3日はコモドツアーに出かけるため部屋には荷物しかない旨よろしくお願いしますという内容を英語でフロントに伝えるべく、4時45分に部屋を出て行った。
しばらくするとサナエさんが戻ってきた。
「フロントに誰もいないんだけど。ロビーのソファで寝てるおっさんがひとりいるだけだった。」
まじすかと思いつつ準備をしてわたしも部屋を出た。
↑ 留守番なめことオニなめこ。早くも黒ずんでいる。
ロビーに着くとまだ外は暗かった。
フロントには誰もおらず、サナエさんの言うとおり、ソファでおっさんが足を思いっきり伸ばして眠っていた。
なんという自由な国なんだろう。
ビバ インドネシア。ビバ バリ島。
わたしたちがガヤガヤしているとフロントの奥から人が出てきた。
サナエさんは英語でフロントの人に要件を伝える。
フロントの人もわかったようで、いってらっしゃいみたいな感じで送り出してくれた後、またフロントの奥へ消えて行った。自由か。
5時になり、サナエさんとわたしのドキドキは止まらない。
オサレに決めたサナエさんもウォーキングのオバハン姿のわたしも、姿は既にリンチャ島トレッキング仕様。
行く気まんまんでガイドを待つ。
5分経過。
まあ日本じゃねーし、インドネシアだし。
10分経過。
おっせーよ早くこいよオウ早くしろよ。
15分経過。
・・・・・・・・・・・・・・。
18分経過
大丈夫?ねえ大丈夫なの?どうなってるの?忘れられてるの?コモド詐欺なの?
ガイドの電話番号に電話してみる?
わたしの携帯使う?
などとふたりして明らかに焦り始める。
20分経過。
サナエさん→ロビーをちょうウロウロする
わたし→携帯を握りしめてロビーのソファで寝る。
寝たのはリラックスしているせいではなく、極度の「どうしよう感」から、なぜか豊臣秀吉の「果報は寝て待て」の言葉が脳内に閃き、座った体勢で体だけ横に倒した。
「もう、もしこれで出発できなかったらどうしよう」と言う思いが頭をぐるぐる回り、凄く緊張した結果が秀吉。
大阪育ちだから?
大阪城がわりと近所にあるから?
やだもうわかんない。
25分経過したところでウロウロしていたサナエさんがロビーにあった電話の受話器をあげるとフロントの電話が鳴ってしまい、再びフロントの奥から人が登場。
神キタ!とばかりに来るはずなのに来ないガイドの携帯電話に電話をしてほしいとフロントの人にサナエさんが英語で頼んでくれた。
心よく引き受けてくれたフロントの人。
(繋がらなかったらどうしよう)
(忘れられていて飛行機に間に合わなかったらどうしよう)
そんなことを思いながらわたしはフロントの人がボタンをプッシュし終わり、受話器を耳に当てている様子を見つめていた。
♪プルルルルルルル
なぜかロビーの。
我らの後ろで鳴る携帯。
振り返るとそこには、足を思いっきり伸ばしてロビーのソファで寝ていたおっさんが、立っていた。
エエエエエエエエエエェェェ(´Д`)ぇぇぇええええええええええ
ないわ。
絶対ないわ。
ベタなコントでもそれはないわ。
足を思いっきり伸ばしてロビーのソファで寝ていたおっさんが我らの待っていたガイドだったとか。
「待ち合わせ5時やろが!今5時25分やんか!!!」
と言いながら手をパーにして日本語で訴えるわたしに対してガイドは、まさに、これぞまさにと言った感じの
テヘ(ノ´3`)ペロ☆
で応えた。
ちょwwwwまwwwwwwwwww
むかつくwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そして我らに向かって放ったガイドの言葉。
「パスポート モッテ マスカー?」
「持ってるよ!」
「持ってるわ!」
とわたしたちの声が重なったところで出発。
怒りもあったが高い怒りを遥かに超える安堵感が湧き上がる。
よかった、これで出発できる。という思いで、サナエさんもわたしもマジ切れすることなく、ほどよいトホホ感が我らを包んでいた。
そして調子に乗ったガイドはデンパサール空港までの車内で、ヤギの睾丸は精力アップに役立つなどの我らにとっては心底どうでもよい話を楽しそうに繰り広げていた。
彼の名はワヤン。
カタコトの日本語を駆使し、接続詞に「ナンデスカ~」を使う男、ワヤン。
どこまで一緒なのだろうと思いきや、デンパサール空港までの案内だったワヤン。
実働30分。
寝てる時間の方が明らかに長かったワヤン。
また3日後、コモドツアーの帰りにはデンパサール空港まで迎えに来ると言う。
「こいつ絶対遅れてくるわ・・・・・・。」
そんな気持ちでワヤンと別れ、国内線に向かう我ら。
早朝から疲労がMAXなんだが。
疲労した我らを待ち構えていたのは国内線、トランスヌサ航空の飛行機だった。
まさかの
↑ プロペラ機。
搭乗口からバスに乗って降りた後、乗客はみんなで徒歩で向かう。
人生初のプロペラ機にビビリながら乗り込んで着席。
離陸の様子を窓から見ていたら、
↑ 車輪発見。
じっと見ていたら折りたたみ式で収納されて行った。
無駄にドキドキした。
無駄にドキドキしていたら、まさかの機内食が登場。
中身はマフィンかな?と思ったが、サナエさんはサンドイッチじゃないかと予想。
どちらにしてもせっかくだけど、早朝からドキドキしっぱなしのせいで、朝食を食べられる状態じゃないんだが・・・・と思いつつもせっかくなので開けてみると、
↑ パンと水。
質素杉バロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほとばしる質素感に、しばらくふたりで「ないわwwwwwww」と言いながら笑っていた。
思い出にパンは食べた。
いろんな意味ですごかった。
2時間ほどでラブハンバジョーの空港に到着。
降りると雨が降っていた。
プロペラ機を降りて、傘をさして空港内へ向かう。
空港に入ると、わたしたち乗客は四角い部屋に集められた。
扉は2つしかなく、入って来た扉と出る扉だが、出て行くガラス扉のノブには鎖が巻きつけられており、その鎖は南京錠でロックされていた。
そしてその扉の外には、たくさんの現地人らしき人が、こちらを見ていた。
なにこれこわい。
カメラを構えるのも怖かったので画像もない。
しばらくして他の旅行客が空港係員に何かを告げると係員が南京錠のロックを外して扉が開いた。
慌てて散策しているサナエさんを呼び、扉を出る。
そこには扉越しにこちらを見ていたたくさんの現地の人らしき人が、タクシー?ジャパン?などと一斉に声をかけてくる。
雰囲気的には、
↑こんな感じ。
もう・・・わたし、三沢?みたいな。(画像と三沢は関係ないよ!)
そんな中、サナエさんの名前を書いた紙を手に持つ、ガイドらしき男性を発見。
名前を書いた紙を持つ彼が天使に見えた。
・・・・・助かった!と思った。
ワヤンとの合流の瞬間には皆無だった安心感が我らを包む。
サナエさんが名乗り、ガイドの男性も確認をする。
「YEAH!」
と、ガッシリと握手をするガイドの男性とサナエさん。
続いてわたしも握手をして、わたしたちのコモドツアーは始まった。
ワヤンと対照的に誠実感に溢れるガイドの名前はヴィンセント。
彼に連れられて車へ向かう途中の様子。
↑ とりあえず空港内。
外観は近代的な部分もあるのでこれは何かの裏口なんだろうと思いつつ、ヴィンセントを先頭に車へ向かう。
気さくそうな運転手が車で待っていてくれた。
すぐにラブハンバジョーの港に向かう。
ダルウィンさんから、ここで地図を買っておくといいとアドバイスされていたが、軽く頭が混乱していたわたしは結局言い出せず、後で激しく後悔することとなる。
港にはコンテナがたくさんあり、まさに「我ら出荷されます。」と言った雰囲気だった。
朝から不安と憤怒と安堵と笑いと不安と恐怖と安心が絶え間なく襲ってくる状態にあったわたしには、少し怖い雰囲気に思えた。
朝から疲れすぎだろ。
港の船の停泊場で降ろされ、目の前にあったのが、
↑ 我らの漁船キタコレ。
豪華な漁船と思っていたら普通に漁船だったでござるの巻。
何十隻も停まっている船は、ハイシーズンになるとみんな出払うらしい。
今回、出航しそうなのは我らの漁船のみ。
サミシスwwwwwwwwww
漁船漁船と小バカにしたように聞こえるかも知れないが、漁船をバカにしてはいない。
これがどうして、乗ってみるとなんとも快適な船だった。
わたしたち2人の他にはヴィンセントと船長と船員の3人で合計5人。
↑ 無口だけど笑顔がステッキな船長。
1泊2日、お世話になる船。
最初はいろいろびっくりした。
まずはトイレ。
あっちにトイレがあると案内されるも、わからずに発見できなかったトイレ。
ここは通路じゃないしなァ・・・・
などと思っていたちょっとバランスを崩したら海に落ちそうな狭いところが通路で、その奥にキッチンかも?みたいな設備があった。
↑ キッチン?はい。キッチンです。
で。
この右側のドアをあけると、
↑ トイレきた。
最初はいろいろ凄いな・・・・と怯んでいたが、10分もしないうちに慣れてすっかり快適空間に。
でもすまない。トイレに関して言うと、うんこをする勇気は持てそうな気がしないんだ。
雨が降る中、10時頃に出航。
少しずつ、ラブハンバジョーの港が遠くなる。
雨のせいで海はメコン川みたいな色になっていたが、しばらくすると
↑ 境目現る。
ツートンカラーの海は一瞬で青い海に変わった。
これから3時間ほどかけて、リンチャ島へ向かう。
モーターの音と共に進む船に、次々に見えてくる島々。
船、最高・・・・・・・!!!
降り止まない雨と曇天の下で黄昏るわたし。
そう。
まさかこれから向かうリンチャ島でこの後、辛くて辛くてガフガフするハメになるとはこの時、思いもしなかったのであった。
つづく。
いい大人のバカな行動のせいで長時間の運転で目が冴えすぎなのでこの時間にコメを・・・
いや~、予定の通りじゃないと焦りますよね(笑)
外国だと場所にもよりますが、時間にルーズな人が多いですよね・・・
約束時間の5分も前から待ってるのは日本人くらいですからね~(就業時間は守りませんが)
プロペラ機カッコいいですね!景色も綺麗で羨ましいです。
なんか、本当にテレビ番組でみるような写真ばかりで驚きです。
実際に見たり、聞いたり、匂ったり、肌で感じたりってのはもっと凄いんでしょうね~
Sayoさんの記事を見ているだけで行ってみたくなりましたよ!
これからの記事をみてもっと行き無くなる事でしょう(笑)
ドキワクしながら待ってます!
by クー (2014-02-26 04:21)
クレジットカード忘れた出発の時点でこっちがハラハラする!
最初から無事に帰国しているのを知っているから笑って読めるものの
リアルタイムでツイートとかしてたらちょっとフラグ感じる出だしですよねww
ワヤンwwwその後に出てきたヴィンセントとかいうキリットした名前のせいで名前まで抜けとるなってなってしまって、マヌケな顔で脳内再生余裕ですたwちなヴィンセントは美青年で再生。実際どうかわからないですけどwww名前ってすごいわ・・・
そしてリンチャ島で待つものとは・・・・アヴドゥル・・・アヴドゥルなのか!!!
YES!I AM!
by 黒松 (2014-02-26 10:14)
せっかくの呑まずして早寝早起きの努力の甲斐も無く、朝からビビらせられちゃってwww
でもワヤンの実働が30分だなんて…
コモドツアーの一部始終でやらかして欲しかった…と読者としては思ってみたりwwww
by くたびれ (2014-02-26 12:39)
おかえりなさーい(^o^)てゆうか、ブログ拝見しました。
夢中で、読まさせて頂きました。すごい 良いです!
何だか一気に 見ちゃいました(^。^)
続編 期待してます!でも、旅の後の疲れが、出る頃と思いますので
無理はしないようにしてくださいね。
なんだか 元気にならさせてもらえて 申し訳ないくらいです。
うちの ちゃめタローにも、sayoさん帰ってきたこと報告したとこです。
by ちゃめタローパパ (2014-02-26 21:42)
何とオサレな機内食のパッケージと思いました
そして一人で飲んでたお茶吹きました
キーボードに・・・・
次回から飲み食いせずに読むことにします
気になったのはトイレにあった上向きに差してあるブラシ
意外と綺麗な便器だけど
どうやって流してどこに行くんだろう
なんて関係ないところに興味が
あっでもお返事いいですから
進めてください
ワクワク
by とこ (2014-02-27 22:22)
おもろすぎです(^O^)
機内食、パンと水のシュールな写真見て腹がよじれるくらい笑いましたwww
ワヤンとのコントもウケました(その時のsayoさんの安堵と怒りマジ伝わりました)
意外とこうゆうのも海外旅行の醍醐味ですよね(^-^)後で笑い話になり、いい思い出になったりしますよね…
しかしウケる*\(^o^)/*
sayoさんの語り口はすべらない話Levelですね!
続編も何が起こるか楽しみすぎる!
by chikara (2014-02-28 11:08)
よくぞご無事で!
私が1年前に行った時の事を思い出しながら読ませていただきました。
続編楽しみにしています。
ちなみに、インドネシアでは「ジャム・カレット(jam karet)」という言葉があって、辞書では「定められた時間を大幅に遅れても気にしない習慣」と説明されています。 ちなみに jam は「時間」、karet は「ゴム」で、「ゴムのように時間というものはかっちりしたものではなく伸び縮みするフレキシブルなもの」という概念ですが、こちらの人はこのだらだらと伸びる部分ばかりです。
by ダルウィン (2014-03-02 11:36)
>クーさん
もうめっちゃ焦りましたよ!
寝てるおっさんがまさかガイドだったとはorz
せめてツアー会社の名前を書いた紙を横に置いて寝るとか、なんとかしてほしかったですよムキー!
プロペラ機、なかなか不安になりましたよ。笑
でもしっかり飛んでました。
機内から島が見えたときの景色が最高でしたよ!
海外って写真で見るのと肌で感じるのとではぜんぜん違いますよね。
どこまでお伝えできるかわからないのですが、まだしばらくかかりそうですがなんとか最後まで書きたいと思います☆
by Sayo (2014-03-09 22:15)
>黒松さん
クレジットカード無しで海外に行ったの初めてでしたよ!笑
自ら旅のハードルを上げている感がハンパなかったです。
結局、いらなかったと言えばいらなかったですが、あればよかったと言えばあればよかったなァと。笑
ワヤン強烈でしたよほんとに。
ヴィンセントは美青年ではないですが誠実な感じでした。
ワヤンは髪を後ろで結んでる感じがワヤン感満載といった感じでした。
リンチャ島ではポルナレフオンリーでしたよ。
わたしの脳内ずっとポルナレフですよ。
意味わかんねーよ!!!ですよ。
最後にはポルナレフも消えるほどに。
by Sayo (2014-03-09 22:20)
>くたびれさん
朝からめちゃくちゃビビりましたですよ・・・・
ワヤンはコモドオオトカゲと普通のトカゲの区別もついていない様子だったので、あれがコモドツアーのガイドだったらわたし涙目ですよ!笑
彼の実働が30分で助かりました。
by Sayo (2014-03-09 22:23)
>ちゃめタローパパさん
ただいまです☆
夢中で読んだとか、ありがとうございます><
ちょっとでも伝われば嬉しいです☆
旅行から戻ってきたら仕事のこととかで一気に現実に引き戻された感じでなんだかんだでこんな遅い更新になっております。
もうちょっと早くできると思ったんですけど、時間がかかっても最後までちゃんと書きますね!
by Sayo (2014-03-09 22:26)
>とこさん
お茶・・・すいませんwwwww
あの箱、なんか期待させる箱ですよね。
てっきりなんか小洒落たものが入っているかと思いきや、あの有り様です。
とこさんいい所見てますね!
その通りでトイレはとても綺麗だったですよ。
臭いとかもぜんぜんなくて。
たぶんあのブラシで洗ったら海水で流して海に戻って行く・・・のではないかと思います。
ちょっと写真には写ってませんでしたが、便器の後方に海水が入った桶に柄杓的なものが入れてあって、しっこしたらそれで流すんですよ。
たぶんてか9.9割海に流れていくと思うんですが、さすがにわたしでもおじけづいてうんこはできませんでした。
手を洗う場所もなかったのでもっぱらウェットティッシュが大活躍していたのですが、あまりいろいろ深く考えると船上で1泊できませんです。笑
by Sayo (2014-03-09 22:33)
>chikaraさん
機内食シュールだったでしょ!
開けてびっくりでしたよ。
ワヤンの件と言い、わたしの感情が少しでも伝わったみたいで嬉しいです!笑
そうなんですよ、後で笑い話になるんですがその時は本当にもうね・・・・
ドッキドキでした。
今ではいい思い出です。ワヤンも機内食も。笑
by Sayo (2014-03-09 22:37)
>ダルウィンさん
無事、帰ってまいりました☆
ダルウィンさんには本当にお世話になりまして感謝しまくりです。
ありがとうございました。
ゴム時間・・・・
インドネシア、さすがですね。
彼らはとてもゆったり生きている感じがしました。
分刻みで仕事している自分には羨ましくあり、眩しく感じましたよ!
わたしはインドネシアがとても気に入ってしまいました。
なかなか時間が取れないけれど、なんとかしてまた絶対行きたいと思っています。
by Sayo (2014-03-09 22:41)